動画・ミュージックビデオ PR

PUSHIMが歌う『バナナ・ボート』がラジオから流れてきた理由に納得。ハリー・ベラフォンテさんのご冥福を祈ります。

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

4月25日にラジオから流れてきた「デー・オ!」の声。『バナナ・ボート』のメロディーに懐かしさを覚える一方で、パーソナリティーの紹介で日本のレゲエ界を牽引するPUSHIMが歌っていると知ってちょっとびっくり。内心「なんで?今この曲が?」と思ったからです。

その後新聞でハリー・ベラフォンテさんの訃報を知ってその疑問が解けました。『バナナ・ボート』の元歌はジャマイカ人の港湾荷役夫の労働歌で、ニューヨーク出身の黒人歌手、ハリー・ベラフォンテさんが1956年に歌ってヒットしたことから日本でも愛されるようになったそうです。

それでラジオ番組のスタッフあるいはパーソナリティーがハリー・ベラフォンテさんを追悼しようと、(たぶんですがリスナーが少しでも馴染みやすいと配慮して)PUSHIMが歌う『バナナ・ボート』をオンエアしたのではないでしょうか。

わたしのPUSHIMエピソード

レゲエといえば”レゲエの神様”ボブ・マーリーぐらいしか興味がなかったわたしも、2000年ごろからケツメイシを聴いて日本のレゲエミュージックに感心をもちはじめました(当時はレゲエ風が多かった)。三木道三の『Lifetime Respect』が大ヒットしたころとも重なります。

そんなときラジオから流れてきたのがPUSHIMの2枚目シングル曲『GREETINGS!』(2000年2月)でした。「本格派!」な歌声と雰囲気がすっかり気に入って車でいつも聴いていたのです。

ある日、母親を助手席に乗せていたところ、『GREETINGS!』を聴いて「これってなんちいいよんか分かるんね?」(北九州市出身だけに)と率直な疑問をぶつけられました。

率直な質問を受けてわたしも反射的に「五回ぐらい聴いたら分かるようになる」と答えたところ、後部座席に子どもと座っていた妻が「ハハハ」と笑うのが分かりました。

誤解がないように念を押すと桑田佳祐の楽曲とかも聞き取れないことがありますし、本来ビートルズから音楽にハマったわたしとしては歌詞よりも楽曲全体のイマジネーションこそが大切なのです。もちろん今では『GREETINGS!』の歌詞も内容もすんなり入ってきますけど…。

あなたはPUSHIMの『GREETINGS!』を聴いて歌詞をどれほど理解できますか?

※トップ画像は『PUSHIM (a.k.a. 篠山冨心)』Instagramより