ノラ・ジョーンズってなんであんなに雰囲気があるんでしょう。聴いていて落ち着くし、どこかカワイイ! そんなノラ・ジョーンズとどこかイメージがダブるのがホリー・コール。ホリー・コールの方が先輩なんですけどね。私のなかではノラ・ジョーンズを語るにはホリー・コールに触れずにはいられない経験があるのです。
ノラ・ジョーンズが2024年3月、久々にニューアルバム『ヴィジョンズ』をリリースしたことから注目されているのは嬉しいこと。ラジオ番組でのレアなバンドとのセッションシーンが公開されたことなど、彼女の話題とともにホリー・コールについても紹介したいと思います。
ノラ・ジョーンズの代表曲
ノラ・ジョーンズと言えばやっぱり「Don’t Know Why」でしょう。2003年に第45回グラミー賞で最優秀楽曲賞などを受賞した代表曲の一つです。
この曲の素晴らしさは、そんなことを抜きで聴いても心からリラックスできる不思議な空気感にあるのではないでしょうか。
私はブログやnoteの記事を書く際にヘッドホンで音楽を聴きながら執筆することが少なくありません。基本的には日本語の歌詞はどうしても気が散るので、英語の歌詞かインストルメンタルを選曲します。
なかでもノラ・ジョーンズの歌声は落ち着くし、余計な情報が入ってじゃまになることが少ないから書くことに集中できます。
Norah JonesのYoutubeチャンネルにある「Don’t Know Why」のPVです。3分程度なので、聴きながら拙文を読んでみてください。
父親はビートルズに影響を与えたすごい人
ノラ・ジョーンズのフルネームは「ギータリ・ノラ・ジョーンズ・シャンカール」だそう。父親のラヴィ・シャンカールはインドの民俗楽器・シタールの有名な演奏家です。
ビートルズは超越瞑想の創始者であるマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーから思想的な影響を受けてインド音楽に興味を持つようになりました。特にジョージ・ハリスンはラヴィ・シャンカールから音楽的な影響を受けました。
ビートルズの楽曲「Norwegian Wood (This Bird Has Flown)」や「Love You To」、「Within You, Without You」などでシタールやタブラといったインドの民俗楽器を取り入れています。
私とホリー・コールの出会い
ホリー・コールとの出会いといっても、本人に会えたわけではありません(汗)。あれは25年ぐらい前のこと。小さな映画館で上映された西ドイツ映画『バグダッド・カフェ』(1987年制作)を彼女(今の妻)と見に行ったところ、テーマ曲として流れた「コーリング・ユー」にすっかり魅了されちゃいました。
映画のサントラ盤まで購入したほどです。映画ではジェヴェッタ・スティールが歌うオリジナルの「コーリング・ユー」が使われていてもちろん素敵な世界観に包んでくれます。
ただ、その後ホリー・コールが歌う「コーリング・ユー」(1991年)も人気を博しました。日本ゴールド・ディスク大賞でジャズ・アルバム賞と新人賞の2部門で受賞しています。確かにホリー・コールの「コーリング・ユー」も魅力的なのです。
私はホリー・コールの「Calling You」とノラ・ジョーンズの「Don’t Know Why」によく似た世界観を感じます。
ノラ・ジョーンズのレアなセッション映像
それにしてもノラ・ジョーンズってなぜあんなに独特な雰囲気があるのでしょう。
現在45歳になるらしいのですが、もう年齢なんて関係ありません。
あのピュアで自然体な感じは永遠に続くのではないかと思うほど魅力的ですよね。
先日、米ラジオ局NPRの番組『Tiny Desk Concert』でバンドとセッションしたときの映像が公開されました。
「Paradise」「Swept Up in the Night」「Staring at the Wall」「Come Away With Me」の4曲をセッションした20分弱の動画です。
ピアノを弾き語る姿はイメージはあるのですが、エレキギターを爪弾きながら歌うノラ・ジョーンズの姿も見られます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
気に入った動画があれば、ぜひ登録してBGMに聴いてみてください。パソコン作業がはかどると思いますよ。
※アイキャッチ画像は2024.6.2『norah jones』インスタグラムより