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山口一郎 サカナクション・オンラインライブ終えて参天製薬の反応に胸アツ「音楽を露骨に愛してる」

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サカナクションが11月20・21日とオンラインライブ『SAKANAQUARIUMアダプトONLINE』を開催。山口一郎(ボーカリスト兼ギタリスト)が22日にライブ後の裏話をツイートしているのですが、山口が出演しているCMスポンサーの反応がなかなか胸アツなのです。

「ライブ終了直後に参天製薬の方と電話で話したら、泣いて喜んでた」と山口一郎。「音楽を露骨に愛してる企業、素敵だわ。」の表現が山口っぽくて好き。

ライブ配信後にコンセプトアルバム『アダプト』(2022年3月30日リリース)の発表もありましたが、このアルバムに収録される『プラトー』は山口がCMキャラクターを務めたサンテFX「そうだ、その目だ」篇のCMソングでもあり、ドライブ感があってなかなかよきです。

『劇場版 ルパンの娘』の主題歌に使われた『ショック!』やCM「TOYOTA ヤリスクロス CROSS for 篇」で流れる『月の椀』といったご機嫌な楽曲が詰まってまして、YouTubeで公開された『サカナクション / Concept Album「アダプト」-teaser movie-』でさわりだけでも聴いてみてください。

『バッハの旋律』から『新宝島』へ進化を遂げたサカナクション|で、文学青年・山口一郎の発想力

サカナクションの『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』(2011年)を初めて耳にした時は正直「なんだこの曲」と半ば苦手な感じだと思いましたが、音楽番組に出ては演奏するので聴いているうちに脳内再生されるまでになり今ではサカナクションのなかで好きな楽曲の1つです。

山口一郎はこの前、10月29日(金)放送の『SCHOOL OF LOCK! サカナLOCKS!』(TOKYO FM)で「10代のリスナーに読んでほしいおすすめの本・10冊」を紹介していたように読書家でもあります。2012年には星野源と2人で8月と12月に『王様のブランチ』(TBS系)の「BOOKコーナー」に出演して推薦図書を紹介していました。

2017年には市立小樽文学館で『サカナクション・山口一郎さんの本箱展』が開催され、小樽文学館の学芸員・玉川薫さんがTwitterでその年の1月に「ほとんど文学館リピーター青年のように溶け込んでいる一郎さん」と来館した山口一郎を表現していました。

※文学青年・山口一郎 の横顔

本の話題に流れたのはわたしが『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』を聴いていて「文学的だな」と思ったから。その後で山口一郎が“文学青年”だと知って一人で「やっぱり、なるほどな」と合点していたものです。

音楽性では『新宝島』(2015年)からポップで馴染みやすい感じになり、ラジオで初めて聴いた時は米米CLUBの『Shake Hip!』(1986)を思い浮かべたのですが、これまた後で山口一郎が「最近は80年代のポップスにインスパイアされてる」的なことを話していたので「なるほど」と納得がいきました。

個人的に一番ハマったのが『忘れられないの』(2019年)です。曲調に加えてミュージックビデオの世界観が80年代に活躍した杉山清貴&オメガトライブをパロっていて笑っちゃいました。山口一郎と俳優の嶋田久作はソフトバンクのテレビCMにも出てましたよね。

ニューアルバム『アダプト』の『月の椀』は80年代ポップスを取り入れてきたサカナクションがそれを昇華させたような曲調で、なおかつ“文学青年”山口一郎らしい歌詞が耳に残ります。

※トップ画像は『サカナクション sakanaction 2021年11月18日付インスタグラム「『SAKANAQUARIUM アダプト ONLINE』開催まで残り2日」』のスクリーンショット