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菅田将暉とCreepy Nutsがポテンシャル全開『サントラ』はダークサイド感なしの応援歌

イラストAC「家電(小型ラジオ)」作者:そげさん
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Creepy Nuts×菅田将暉による配信シングル『サントラ』のミュージックビデオを見てHIP HOPユニット・Creepy Nutsに興味を引かれたのですが、もっというと2019年8月24日にDJ松永が『DMC DJ CHAMPIONSHIPS 2019』で日本代表となったことから『ワイドナショ―』に2人揃って出演したことで存在を知りました。

『サントラ』によってCreepy Nutsと菅田将暉がラジオ番組『オールナイトニッポン』を通じて繋がったことを知るのですが、中学時代は土曜の夜に笑福亭鶴光の「ベンベン!〇〇のようで〇〇でないベンベン」あるいは「ええか?ええのんか・・・?」を聴いてを過ごし、高校時代はタモリを聴いて学校で「ソバ屋」を踊り、1975年に行われた野外オールナイトライブコンサート『吉田拓郎・かぐや姫 コンサート インつま恋』を泉谷しげるのオールナイトニッポンでラジカセに録音した世代としてはめっちゃシンパシーを覚えたものです。

Creepy Nutsの楽曲もYouTubeで探していくつか聴いたのですが、風刺が効いてたり暗い感じの楽曲が多く、特にCD『たりないふたり』(2016年1月20日発売)に収められた『みんなちがって、みんないい。』のダークサイド感にはしびれましたね。 金子みすずさんの「わたしと小鳥とすずと」を思い浮かべた人はまったくイメージが違うのでギャップからショックを受けないように気をつけて視聴してください。

絵ずら的にはラップ担当のR-指定が強烈なインパクトを放って、作曲を担当するDJ松永は後方で見守る感じですが、2人のリリックとサウンドが合わさってこそのCreepy Nutsです・・・そこに菅田将暉が加わったことで化学反応・ケミストリーが起きちゃったのが『サントラ』でしょう。

R-指定がノリノリで紡ぐリリックはダークサイド感なし。疾走感溢れる菅田将暉のボーカルとともに「仕事する人」への応援歌となっています。

Creepy Nuts×菅田将暉『Mステ』初登場に佐久間宣行Pが「スーパースター」と絶賛

Creepy Nuts×菅田将暉による『サントラ』はラジオブースを活用して熱い思いを込めて作り込まれたMVこそ最高の作品だと思っていましたが、9月4日のテレビ朝日『ミュージックステーション』に「Creepy Nuts×菅田将暉」として初登場するとライブならではの魅力を見せてくれましたね。

R-指定が序盤でラップのリリックを間違えると、菅田将暉が気づいて満面の笑顔で励ますコンビネーションを見せ、2コーラス目ではR-指定が見事に挽回。菅田がラジオで「韻踏み超人」と呼んだR-指定らしいアドリブをキメたのです。

アドリブでリリックを変えた「ペッペBOMBが旅立った日」とは亡くなったラッパー仲間に捧げたもので、身内を偲ぶ部分は「ばあちゃんの最期を看取った日」と祖母の死に触れて、その後で「今日はMステから『どう?調子!』」とファンを沸かせました。

R-指定はラジオ番組で木村拓哉をリスペクトしていると常々話しており、木村拓哉が歌う時に会場に合わせてアドリブで歌詞を変えることを「木村」と呼んでいるのです。それを知るファンがSNS上で「歌詞間違えて木村かまして最高でした」と盛り上がっていました。

『サントラ』のレコーディングに参加したドラマーの木村創生-soki-は「音だけ出演!本当にありがたい!!色々な方に届けー!」とツイートしており、Creepy Nuts×菅田将暉のステージをオンエアで見たテレビ東京の佐久間宣行プロデューサーは「スーパースターだったなー」と絶賛。ラジオやテレビ業界からも注目されているようです。