俳優の安田顕（TEAM NACS）が熱烈なビートルズファンとは知っていたのですが、水卜麻美アナウンサーがそれに迫るほどのビートルズ好きだと分かりますます好感を持ちました。10月23日放送の『水卜麻美のオールナイトニッポン0(ZERO)』（ニッポン放送）はまさに「ビートルズがいっぱい」で最高だったのです。
千葉県市川市出身の水卜麻美アナは地元の渋谷教育学園幕張高校から都内の慶應義塾大学文学部（英米文学専攻）に進学しますが、人見知りで学食に入ることも出来ず、一人だけ教室や廊下の隅っこでお母さんが作ってくれたチャーハンおにぎりをこっそり食べるような性格でした。「今でも思い出すと涙が出てくるけれど、さらにその話を聞いてお母さんが泣いてしまう」とか。
就職活動はフジテレビ、テレビ朝日、TBSを受けて全て落ちるなか、日本テレビに合格。入社して6年間は千葉市市川の実家から電車で通勤したのですが、満員電車に揺られながらいつも「一人ビートルズ・イントロクイズ」をしていたそうです。iPod を聴きながらイントロが流れると「HELP（ヘルプ！）」などと自分で答えていたことをしみじみと思い出していました。
しかし仕事となるとスイッチが入るそうで、2010年に入社して約3年すると「好きな女性アナウンサーランキング」で5年連続1位に選ばれる人気ぶりはご存じのとおり。ビートルズを生んだイギリス・リバプールに行きたいけど「一人じゃ無理だ」と躊躇していたところ『スッキリ』で一緒だった総合司会の加藤浩次に「もったいない！行くべきだ」と背中を押されて一人旅を決意。憧れのリバプールを旅するところまで安田顕に似てますよね。
ビートルズは父親の影響で好きになり、今ではビートルズのTシャツを50枚持っていて「夏はビートルズのTシャツを着ることにしている」というほどの大ファンです。番組では「＃ミトANN0」のタグでツイートを呼びかけてよい意味で「炎上するぞ」と気炎を上げていた水卜アナですが、トークの空気が悪くなりそうな時にビートルズの曲を流したら持ち返すことにと気づき「ビートルズは水卜炎上、消防隊みたいな」と笑ってました。おけげで大炎上とはならなかったみたいですね。
水卜麻美アナが選んだビートルズナンバー6曲と理由、好きな曲を聞かれてアルバムを薦めるこだわり
1曲目は『マジカル・ミステリー・ツアー』で明るい雰囲気に。「オープニングは『レボリューション』とどちらにするか考えたけど、私自身がマジカルに迷走してミステリーを感じさせていると思うから」
2曲目は「好きな曲がいいな」と『トゥ・オブ・アス』を選曲。3曲目は『ペニー・レイン』でした「ビートルズの故郷を歌ったもので、リバプールを旅した時に歌に登場する名所を訪れました」と振り返ってました。
4曲目は『イン・マイ・ライフ』でなんと「結婚式で流したいと思うほどぐっとくる曲」だとか。5曲目は「ちょっとこの曲は聴いてほしいな～」とジョージ・ハリスンが作詞・作曲を手掛けてメインボーカルをとった『ヒア・カムズ・ザ・サン』を選曲。就活で日本テレビに向かう時に直線道路を歩きながらこの曲を聴いた思い出があるそうです。
ラスト6曲目は『アクロス・ザ・ユニバース』を選びジョン・レノンの包み込むような歌声で締めました。さらにリスナーから他にもビートルズの好きな曲を教えてという声に、「どれか1曲というのは難しい」と水卜アナ。普段はアルバムを通して聴くようにしているそうです。
最近はサブスクで好きな曲をピンポイントで聴く人も多いでしょうが、CDや特にアナログレコードのアルバムでは1曲目からラストまで意味合いを考えて収録しているので水卜アナは「アルバムを通して聴く」ことにこだわっているのです。
お薦めが『ラバー・ソウル』で、水卜アナの好きなアルバム上位に入るそうです。アナログレコードはイギリス盤や米国盤で収録曲が少し違いますが、2009年に発売されたCDでは『ドライヴ･マイ･カー』、『ノルウェーの森(ノーウェジアン･ウッド)』、『ユー･ウォント･シー･ミー』、『ひとりぼっちのあいつ』と続き他に『嘘つき女』、『愛のことば』、『ミッシェル』、『消えた恋』、『ガール』、『君はいずこへ』、『イン･マイ･ライフ』、『ウェイト』、『恋をするなら』、『浮気娘』が収録されています。
※トップ画像は『水卜 麻美 2018年8月2日インスタグラム「それを、こうするのが夢でした。＃abbeyroad」』のスクリーンショット
