AKB48が9月3日、秋葉原のAKB48劇場で久々に観客を入れて公演を行いました。新型コロナウイルスの影響で2月26日から観客の動員を中止していたので、実に191日ぶりの有観客公演です。
それでもウイルス感染対策のためステージに出演したメンバーは佐々木優佳里、岩立沙穂、村山彩希、下口ひなな、谷口めぐ、佐藤妃星、山邊歩夢、稲垣香織の8人。ステージと客席、さらに観客席同士のソーシャルディスタンスを保つため定員250人に対して27人が観劇しました。
観客を入れてのライブや演劇でもそうですが、アイドルならではのコールなど声援も禁止で、拍手と手拍子で盛り上がりました。
今回は出演しませんでしたが、AKB48グループ3代目総監督の向井地美音はTwitter動画で有観客公演について「メンバ―みんな作った桜が来場者をお迎えします。ただ、人数が限られており、桜をたくさんの方に見て頂けるのはもうちょっと先になると思うのですが、これからも私たちAKB48はできることを少しずつ増やして頑張りたいです」とコメントしていました。
AKB48がコロナ禍で頑張る人々に向けた楽曲『離れていても』のMVは胸アツ
もし「AKB48でおすすめの曲は?」と聞かれたら、私は今ならば『失恋ありがとう』と『離れていても』を挙げますね。2曲続けて聴いてほしい、できればミュージックビデオを観てほしい、特に『離れていても』はMVでなければ伝わらないものがあるから。
2020年3月18日にリリースされた『失恋ありがとう』は“ずっきー”こと山内瑞葵が初めてセンターを務め、選抜メンバーも若手が多く、一般的に知名度が高いのは柏木由紀、峯岸みなみ、須田亜香里(SKE48)ぐらいでしょうか。
それでも山内瑞葵の初々しさやチームワークのよさが楽曲の雰囲気とぴったりで、メンバーの顔をあまり知らなくてもなぜか懐かしいAKB48らしいアイドルソングになっているんですよ。
『失恋ありがとう』でほっこりしたところで、『離れていても』のMVを視聴してください。
自粛ムードのなかステイホームを心掛けながらも、ウイルス対策でソーシャルディスタンスを守って、三密にならないよう気をつけて活動するメンバー。1人とか2人でレッスンする姿が健気に思えて、『失恋ありがとう』で楽しそうにしていた姿とのギャップに胸が痛くなりました。
そのシチュエーションが忘れられないだけに、AK48劇場で有観客公演が再開したことはファンにとてはもちろんですが、メンバーにとって待ちに待った時なのだろうとしみじみ感じました。