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リトル・リチャードが逝去、『ロング・トール・サリー』をカバーしたビートルズの公式アカウントが記念写真で追悼

ジャズピアニスト(イラストACより:作者 フリーカットさん)
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ロックンロールの創始者、リトル・リチャードさんが2020年5月9日に亡くなりました。ローリングストーン誌によると息子のダニー・ペニマン氏がリトル・リチャードさん(リチャード・ウェイン・ペニマン)の死を確認したもので、ガンを患って闘病していたそうです。

ビートルズファンの私としては一番に思い浮かぶのが『ロング・トール・サリー』(邦題:のっぽのサリー)です。ビートルズが1964年に出したEPレコード『ロング・トール・サリー』を聴いて「オリジナルを歌うリトル・リチャードってどんな人だろう?」と興味を持ちました。

リトル・リチャードさんが1954年に発表したオリジナルはピアノによるストンプ感の強いリズムやシャウトの仕方など、ビートルズとまた違ったノリと迫力があって「やっぱりビートルズがリスペクトするだけはある」と納得したものです。

リトル・リチャードさんを追悼するためラジオから『トゥッティ・フルッティ』や『リップ・イット・アップ』、『ルシール』といった彼のナンバーが流れてきます。

どのナンバーも「ロックンロールの創始者」は大袈裟な形容ではないことを改めて思わされるもので、もし彼がロックンロールの歌い方やグルーブを示さなかったら今のロック界はずいぶん違う感じになったことでしょう。

音楽評論家の湯川れい子が訃報を知って9日に「リトル・リチャード、チャック・ベリー、エルヴィス・プレスリー、ジョン・レノン。全部、関係あります。そうでしたか。貴重な人が、また一人。夜空が暗くなるような寂しさです」とツイートしましたが、本当にそう思います。

『The Beatles』公式Twitterアカウントでは10日にまだ初々しいポール・マッカートニー、リンゴ・スター、ジョージ・ハリスン、ジョン・レノンがリトル・リチャードさんを囲むショットを公開しており、4人にとって憧れの存在だったことがよく分かります。