『水曜日のダウンタウン』(TBS系)が6月2日の放送で検証した「史上最も売れなかった芸人のCD ハリセンボンの『ともだちのうた』説」を見てミュージシャンで音楽プロデューサーの蔦谷好位置が喜ぶべきか悔しがるべきか微妙な心持ちだったようです。
アニメ映画『超ケロロ軍曹2』(2007年春)の短編『ちびケロ ケロボールの秘密!?』の主題歌『ともだちのうた』はお笑いコンビ・ハリセンボン(近藤春菜・箕輪はるか)が歌唱を担当したもので、作詞・作曲・プロデュースについての情報は前面に打ち出されておりません。
それがなぜか『水ダウ』で取り上げられて、番組を見た蔦谷好位置が「おい!おれ作曲した曲じゃねーか」と気づき、順位が「ワースト2位(398枚)」と中途半端だったことから「1位じゃないんかい」とSNSでやり場のない気持ちをぶちまけておりました。
「ワースト1位(363枚)」は大阪・なんばグランド花月の向かいのビルにあったお笑い専門劇場・5upよしもとで芸人100人以上から選抜された6人組ユニット・5uppersによるCD『それぞれのストーリー』でした。プロデュースはラッパーのSEAMOが担当したものです。
蔦谷好位置はゆずやOfficial髭男dismが頼りにするプロデューサーでYUKIやSuperflyの名曲も手掛けてます
ゆずが5月29日(土)に開催した配信ライブDAY1「YUZUTOWN」の最後に初公開した新曲『NATSUMONOGATARI』を作曲・編曲・プロデュースした蔦谷好位置。ハリセンボン『ともだちのうた』について「たしかにこれ人生で一番売れなかったかも」とツイートしているのである意味印象に残っているみたい。
蔦谷好位置と言えば2017年6月に『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)の特集「2017年上半期ベストソング」でまだブレイク前のOfficial髭男dismの『始まりの朝』を紹介。その後2019年に『Pretender』がヒットしたことで先見の明を感じさせたものですが、ヒゲダンも蔦谷を頼りにして作曲や編曲に悩むと相談しに来るそうですよ。
関ジャニ∞やTOKIO、赤い公園にエレファントカシマシと多くのアーティストを手掛ける蔦谷好位置は、YUKIの『JOY』をはじめ『ハローグッバイ』、『メランコリニスタ』からSuperflyの『愛をこめて花束を』、『Hi-Five』、『タマシイレボリューション』、『Beautiful』といった名曲の数々にも関わっているのだから、ハリセンボンはもっと自慢していいかも。