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音楽の好みが合わない|推しのアーティストが違うと悩む恋人や夫婦は変化するのか

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最近ではKing Gnu(キングヌー)やOfficial髭男dism(ヒゲダン)、米津玄師といった人気アーティストが登場して、星野源やback numberが大ヒットしたのが少し前に感じられるほどですね。

Yahoo知恵袋の相談に「King Gnuにハマりそうで怖い」「King Gnuってなんでそんなに人気なんですか?」、「King Gnu の良さが さっぱり分かりません」といろいろな投稿があって、やっぱり人の趣味は十人十色だなって思いました。

それでも彼氏や彼女と音楽の好みが合わないので話題が続かない、夫婦で音楽の趣味が全く違うけど歳とともに変化するものだろうか?といった悩みが幅広い年代から相談されています。

私の場合は学生の頃から「好きな音楽はジャンルを問わずに好き」をモットーに(今思えばDD・誰でも大好き?)聴いていましたが、それでも家族とは好みが合わずにモヤモヤした経験があります。

ジミヘンをバカにした母にブチ切れた高校時代、親になった今なら分かるその気持ち

高校生の時に自宅でジミ・ヘンドリックスがウッドストック・フェスティバルで演奏した有名なアメリカ国歌「The Star Spangled Banner」の超絶ギタープレーをダビングしたカセットテープで聴いていました。

今では記憶もおぼろになりましたが、土曜の昼時だったのでしょう。ディストーションとハウリング奏法で唸るような大音響を聞きつけて母親が顔を覗かせるや「この人、おかしいんじゃない」と不機嫌に言って去って行ったのです。

その頃は中高生から大学生までギターフリークが溢れていた時代で、日本では三大ギタリストといえば「エリック・クラプトン」「ジミー・ペイジ」「ジェフ・ベック」を指したものですが、それに比べてさせジミヘンは別格だと思います。

当時から私はジミヘンこそギターの神様だとリスペクトしていただけに、母の言葉にショックを受けて「何も分からんくせに」みたいな言葉で反論したことを覚えています。

それ以来、母親とは音楽ばかりか芸術的、文化的なセンスが合わないのだと思い込み、その手の話は今でもしないので言わばトラウマのようなものかもしれません。

ただ、私も大人になり結婚して子どもも成長して親の気持ちが分かるようになりました。高校生で受験を控えた我が子が部屋に寝転がってメロディーさえよく分からない大音量で雑音のような演奏を聴いていたらイラっとしたことでしょう。