YOASOBIのデビュー曲『夜に駆ける』は作品の世界観に引き込まれるようなミュージックビデオが印象的ですが、それを手掛けたアニメーション作家・藍にいなさんを初めて見ました。7月11日に『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)のミュージックビデオ特集にアーティストゲストとして出演していたのです。
『夜に駆ける』は小説『タナトスの誘惑』(星野舞夜)をもとにしてAyaseが書いた楽曲ですが、藍にいなさんはMVにもその世界観を描き出すよう工夫を凝らしたそう。印象に残る色合いを考えて夕方から夜へと駆けていく変化をピンクで表したと言います。
特に興味深かったのは女性の目が血しぶきのようなもので隠れていることの裏話。『関ジャム』レギュラーの古田新太が「気色悪い」とズバリ指摘したため、藍さんは「目のモヤモヤ感はAyaseさんから発想をもらった」と明かしたのです。
Ayaseは「可愛いなかに怖いものを少し入れると印象に残る」と教えてくれたそうで、『夜に駆ける』の楽曲だけでなくMVにもヒントを与えるなんて。そもそもYOASOBIを結成するにあたりボーカルを探していてikuraを見出したのもAyaseだし、どれだけ才能があるんだよ!って感じですよね。
『関ジャム』を見ていたAyaseがTwitterで「にいな笑い方下手で草(俺も)」とツイートしたら、藍にいなさんが「笑顔、片頬だけ上がる民」と返して和歌(川柳?)のやりとりみたいになってました。深夜ラジオ番組『YOASOBIのオールナイトニッポンX』(ニッポン放送)を聴いても思うのですが、Ayaseはまだいろいろな魅力を隠し持っているのでは・・・。